NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
25日(木)~26日(金)の2日間、「川根路の旅」を楽しみましたが、一番驚いたのは川根本町の「資料館 やまびこ」でした。
建物そのものはどこにでもある普通の資料館ですが、中は未完成で雑然とした展示ですが、展示点数の多さに驚きました。
200円の入園料を払って入館しましたが、暫く見学して標本や小道具の点数とその内容の見事さに圧倒されました。
一人受付をしていた女性の話では、長島ダム建設前に周辺の環境調査のために採集された貴重な動植物の標本約1万7000点もが収蔵・展示されているという。
何回か奥大井(接阻峡・長島ダム・寸又峡など)を散策しましたが、こんなに内容の充実した資料館があったことは知りませんでした。
ダムの建設前だからこれだけの動植物の標本を集められたわけで、為政者に感謝したい。
都市の資料館と比べて展示技術(ITや照明など)は今一ですが、手づくり感が出ていて、このままの方が良いかも知れない。
展示内容は、当時の地元の人達のくらしや産業(農林業・金山)、そこに働く人たちのいで立ちや行動(仕事・祭り)、森や川に生殖する動植物が採集されて展示されています。
どうやら周辺に余り宣伝していないらしい。価値が分かっていないのかな。
奥大井に関する観光パンフレットや資料はたくさん作られていますが、「資料館 やまびこ」の扱いは小さい。
一見の価値がある資料館だった。