NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
島田市には「市長への手紙」という仕組みがあって、市長に直接物申すことができます。
平成25年、島田市長選で初当選した染谷市長は同年の6月に「所信表明」を発し、その冒頭の基本姿勢のその一に「市民参加によるまちづくり」を上げています。
要は市民の声を良く聞き、これはと思った意見は市政に反映することで、「市長への手紙」、市民グループの要請に応じた「車座トーク」、広報しまだに市長自ら執筆の「市政羅針盤」等々、双方向の市民参加を実施しています。
昨年11月に、島田市環境基本計画20周年記念展示ギャラリー会場にお越し頂いた時と、昨年末に市長と立ち話の機会があった時、「市民づくりが少しづつ進んでいますね」と申し上げたら、私の使命は「市民づくり」ですと開口一番に話されました。
筆者はそれを聞いて安心、所信忘れるべからず!、8年前の市長初当選の所信表明「市民参加でまちづくり」を忘れていなかった。
毎月15日発行の広報しまだに掲載される「市政羅針盤」は、市長の思いが詰まったA4版一ページですが、昨年7月号の市長羅針盤を紐解くと、市長は冒頭で、年間で300通も届く市民からの手紙を隈なく読んでいること、行政の仕事は「市民の想いを受け止め、調整し、市民活動を支え、一人ひとりが笑顔で快適に暮らすことができるまちをつくる」という究極のサービス業だと書いています。
市長が日頃から、私の使命は「市民づくり=人づくり」だと言っていることが頷けます。
人づくりとは何か、市長からは言いにくい事だが敢えて言うと、「当事者意識」を持った市民、「自立」した市民とでもいうべきか。
まちの安全は警察や消防の仕事だ、ごみの削減は市や自治会の仕事だ、煩わしいことは行政に任せておけば良いと考える人が増えていることも確かです。
しかし、正月早々に起こった能登半島の大地震後の住民同士の助け合い、行政との協働を見るにつけ、一人では生きて行けない現実を強く感じた市民は多かったのではないか。
そのためには行政は、市民づくり=人づくり、私たち市民は、当事者意識を持った市民になることで、始めて明るく住み易いまちが出来上がって行くのではないでしょうか。
正月が終わり今日から2月入り、改めて市民の使命を考えてみました。