NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。
今朝(2月6日 火 am)島田市市民活動センターから、News Letter「しまだ市民活動センター通信(冬号)」が届きました。
島田市市民活動センターとは、行政と市民の間にあって、市民(団体)の相談に乗ったり、活動の支援をしたりする中間組織で、島田市ではその役目を「NPO法人クロスメディアしまだ」という市民団体が請け負っています。
「クロスメディアしまだ」さんは、中間組織を運営すると共に、一市民活動団体としても、月刊誌「ココガネ」の発行や「UNMANNED無人駅の芸術祭/大井川」を主催し、大井川鉄道の沿線の各駅やその周辺の活性化を目指し、芸術家とコラボしてアートを演出しています。
良くやっていると評価できます。今朝届いた通信に、2024年2月10日~3月17日 37日間の「無人駅の芸術祭公式ガイド」が同封されており隈なく読みました。
内容は非常に充実されており、開催期間中に是非とも友人を同伴して散策したいものです。
さて今日の本題ですが、通信に「市民活動室登録団体の活動状況調査アンケートの結果報告」が掲載されました。
報告によると、島田市の市民活動団体の現在の最大の悩み事は「会員の減少」で圧倒的、ダントツに高い。
この原因は単なる「高齢化」では済まされない重大な要因が含まれているように思う。
誰も気が付いていないが、この問題は奥が深いと思う。
しまだ環境ひろばが関係している行事だけでも、出展団体が急減したという理由で昨年度より伝統のあった「島田市くらし・消費・環境展」が廃止されてしまいました。
更に出席者(事業者・市民活動団体)が急減したという理由で、毎年確実に開催されていた「島田市環境報告会」が、今年度は突然開かれなくなった。
市民との対話や協働の場が急速に失われているように思う。
市民が主役、市政への市民参加が提唱されて、一時期非常に市民活動が活発になったが最近、行政の姿勢として「市民づくり=市民の自立」を促すためか、「何もかも用意はしない。市民がやる気になれば相談には乗る」
という姿勢に変わった気がする。
市民の自立を促すことは良い事ですが、市民(団体)が単独で活動しても成果は少なく、市政の中で行政と協働しなくては成果は出ないのである。
自立した市民を作るのは良いが、活動の中で市民も「成果=やりがい・達成感・満足感」を味わいたいのである。
最近のやり方は何かが間違えていると思う。突き放しではなく一緒にやる=「真の協働」ではないだろうか。行政と事業者と市民が協働して最大の成果を上げることではないだろうか。
この問題はもっともっと掘り下げが必要だと思う。市民活動団体の悩みは単なる「会員減少」だったと片づけてはいけないと考えます。