「島田市地産地消推進連絡会」に出席

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

今日(2月26日 月 am)は、島田市農業振興課主催の「令和5年度島田市地産地消推進連絡会」に出席しました。

 

出席していたのは、地元で農作物を作り加工している生産者や、それを売る朝市などの販売者農協・市の関係者でした。

 

地元の農産物や加工品を地元で消費する地産地消活動は、国や県の農業施策の重要課題として位置付けられており、当会議は島田市の活動の報告や意見交換の場として毎年度2回程開催されています。

 

しまだ環境ひろばは、当連絡会の消費者代表委員になっていますが、地産地消の活動の一つでもある「市民農園の維持管理」も担っていますので、いつも両方の立場から報告や意見を述べています。

 

今日の会議は、■第一部(各団体の地産地消活動イベント開催報告)■第二部(今後の地産地消活動のあり方)■第三部(農業祭出店団体事業報告)に分かれ、筆者は第一部・第二部に出席しました。

 

冒頭農業振興課長さんから、島田市役所の能登半島地震への支援が、「トイレ車」や「家屋判定委員」の派遣等々多岐に渡っていること、また島田市の農業が苦しんでいる中、イベント等は活発にやって行きたい。との挨拶あり。

 

■ 第一部 今年度の地産地消イベント

 

 ◆ 初めに地産地消関連3大イベントの紹介がありました。

 (1)島田市産業祭 11月11日(土)~12日(日)おび通り

 (2)静岡県市町対抗物産展 12月2日(土)草薙総合運動場

 (3)しまだ元気市 毎月第三日曜日(2月まで完了)おび通り

 

 ◆ 次いで今日の出席者より順次、今年度の地産地消活動紹介がありました。

(1)しまだ環境ひろば(筆者)から、3つのイベントを紹介しました。

 ◆ 2月3日(土)若いお母さん・お父さん・子供たちを対象に「手づくり味噌の体験会」を開催、目的は地産地消・若者の味噌離れの解消・農家の苦労体験など。みんな楽しく持参した容器に手づくり味噌を仕込み自宅に持ち帰りました。

 ◆ 5月26日(金)~27日(土)しまだ環境ひろばが維持管理している伊太地区の梅林にて、一般市民・子供たちを対象に「梅狩り」を開催しました。

 ◆ 1月14日(日)、同じくしまだ環境ひろばが維持管理している伊太地区の果樹園で、一般市民・子供たちを対象に「ミカン狩り」を開催しました。

(2)次いで伊久美地区のクラフトビールさんから、各種物産展への出展や、伊久美の元の「やまゆり」でビールや地元生産者の物産会の開催紹介あり。

(3)更に、◆島田市農業経営振興会さん ◆童子の里さん ◆川根町特産物直売組合さん ◆番生寺朝市の会さん ◆やまめ平さん ◆ジャパンバザールさん等から次々と貴重な発言があり。

 * 消費者に変化あり。(顔の見える販売が必要、何を求めているかが分かるようになってきた)

 * 自分で作って自分で売る楽しさ * イベントへの積極的出店

 * これからも頑張る。 * 高齢化・後継難で維持が精一杯だ。

 

■ 今日の会議は、いつもの議題にはない第二部の「今後の地産地消イベント」が加わったので場が盛り上がりました。

 

◆ 販売している「漬け物」が最近免許がいるようになり、廃業や投資で悩んでいるという話から、「シェアーキッチン」「加工場の共同化」等々の話に発展しました。

 

 筆者からは、バラバラの活動ではなく、地産地消という太い骨を通し、「地元産の優先購入」という市場づくりを、国民的運動に盛り上げることを提案しました。

 

 市場ができれば生産者は増える安心して作れる!、最後に農業振興課長さんから、島田市は令和6年度から ”みどりの食料システム” を推進するため「マルシェの設置」を考えている。今日の皆さんの意見はその中で検討したいと挨拶があり今日の連絡会が終わりました。

 

今日の連絡会は、非常に発展的で有意義な会議でした。