田舎道の散歩で、新築一戸建て住宅の多さに驚く!

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

去る6月より、健康維持・増進を目的に「一時間散歩」を励行しています。

 

片道30分、4コースを設定してその日の気分や体調によってコース選択しています。

交通の激しい主要道路は避けて、なるべく田舎道を選んでいます。

 

 ■ 天神原コース:目的地は小高い丘の上に設置されている天神原公園です。

 ■ 中央公園コース:目的地は島田市中央公園で途中に急坂があります。

 ■ 静居寺コース:目的地は静居寺で平たんコースです。

 ■ 市街地コース:街中でも人が普段通らない小路を選んでいます。

 

正月三が日でも散歩を続けていますが、物凄い勢いで宅地造成による、一戸建て住宅(建売り・賃貸)が増えています。

 

その多くは、土地面積50坪程度、若者好みのモダンな建物、庭には樹木やお花もなく駐車場に軽自動車が1~2台、明らかに新婚夫婦や核家族を思わせます。

 

その代わりに、高齢者が住んでいたと思わせる和式家屋の空き家や、古いアパートの空き室が非常に目立ちます。

 

空き家・空き室は、庭の雑草化やカーテンの撤去で一目瞭然です。

 

何故、こんなに新築住宅が増えるのだろう。

 

本当にこんなに、宅地造成と一戸建て住宅を増やして良いものだろうか。

 

住宅地の中に点在していた小さな田んぼや畑が、農家の高齢化・後継難により、農地を宅地に転用し、転売や、相続税対策の賃貸住宅建になっています。

 

小さな田んぼや畑ではこれまで、お米や露地もの野菜が栽培されて、地産地消に貢献してきた土地です。

 

こうした土地は、これまでは未だ元気な農家の年寄りや、会社をリタイヤ―したサラリーマン達が引き受けて耕作してきましたが、この人たちも歳を取り、土地を返却し始めて、雑草地が見る見るうちに増えています。

 

日本の食料自給率の低さが問題になって久しいが、こういう状況を野ざらしにして良いものだろうか。

 

人口減の中で、世帯数は増えるという異常な状態も、近々世帯数も減り始めます。

 

田舎道を毎日散歩していると、近い将来の住宅の飽和状態が見えています。

 

何とかしなくてはならない。