散歩の中で新しい発見!何かを見つけ出したい。

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。

 

昨年の6月、かかりつけ医から進められて片道30分弱の散歩を始めてから8カ月になっています。

 

中性脂肪値が高いので、食べ過ぎ是正と適度な運動を奨められたのがきっかけです。

 

間食はなるべくやめ、散歩が日課になるにつけ血液検査の値が少しづつ正常に向い、脂肪値も、もう少しの域まで達してきました。

 

スマホのアプリ歩数計を使い、ほぼ毎日7,000~8,000歩を数えています。

 

巣ごもり生活をしていた時と比べて体調は良く食事も美味く、栄養の吸収とカロリー消化のバランスが取れて来たような気がします。

 

散歩は確かに体調を良くしますが、何にも増して貴重なのは、散歩道の周辺の風景の中に今まで気が付かなかった発見があることです。

 

自宅から片道30分、東西南北に5つのコースを作り、その日の体調に合わせて選んで歩いています。

 

 ■ 北方面は2つ、静居寺コース:静居寺谷川周辺の田舎道で、ほぼ平たんなコース

          天神原コース:天満宮までの田舎道で、途中長い急坂コース

 ■ 東方面は、中央公園コース:途中緩やかな長い坂道があるコース

 ■ 南方面は、大井神社・島田駅コース:街中めぐりで、平たんなコース

 ■ 西方面は、水神神社・川越街道コース:歴史めぐり、平たんなコース

 

最近の発見は、耕作放棄地の増加、農地転用造成地の急増、新築戸建て住宅の急増、空き家・空きアパートの急増が非常に目立ちます。

 

一連の動きはすごいスピードです。

 

人口減少、農家の高齢化・後継難から発したこれらの動きは、近い将来の生活様式の大変化を予感させます。

 

新築戸建て住宅の多くは、若い人たちモダンな作りですが、庭には花壇や樹木は無くコンクリートの駐車場で非常に殺風景です。

 

日中は殆どの住宅に人がいません。

 

市政は、空き家対策や、町のコンパクト化などに大きく舵を切って行くことでしょう。

 

島田市の街並みは、日曜祭日、ウイークディに関係なくゴーストタウン化しています。

 

どうしてこんな状態になってしまったんだろうか。

 

駅から半径2kmの円を描くと、その中に商店街を始め大井神社・世界一長い木の橋「蓬莱橋」・川越街道・歴史館・静居寺など島田市の見どころが存在し、これらを有機的に結びつける何かがあれば町は活気づくはずだ。

 

筆者が散歩しているコースも全てこの中に入る。

 

この何かを見つけ出す必要があります。

 

しかしこの何かが中々みつからない!

 

この何かは、恐らく箱物や物理的な物ではないと思う。

 

大都会では、駅を中心に半径2kmと言えばゴールデン街だ。

 

島田市は、その2kmの中に見どころも自然もいっぱいある。

 

それを結びつけて、人々が自然に寄ってくる賑わいを作り出すことだ。

 

チエを出したい。

 

毎日の散歩の中でイデアを探し出したいと、思いながらいつも歩いています。